- 書名
- DEFCラオス活動記録
- 発行所
- 三九出版
- 規格
- A5版・194ページ・表紙はカラー版・本文は2色・並製本
- 定価
- 非売品
- 内容
- ご あ い さ つ
- 2020年の春以降コロナ肺炎パンデミックで毎年行っていたラオス訪問はできなくなった。その後現在まで、現地スタッフとの連絡はスマホ、活動は奨学金振込みと会員や支援者への報告のみであった。 パンデミックとは別に、DEFCの継続問題があった。創始者沢田の後を継いでくれる人を模索していたが、この機会に結論を出した。 DEFCは「爆弾ではなく学校を、地雷ではなく教科書を」を理念として小さいながられっきとしたNPOである。ラオスの田舎への教育支援でそれなりの成果を収めてきた。一方、運営は多様であるのに給与に相当するものない無償に近いやり方であった。 このやり方で活動を若い人たちへ担わせることは許されず、しかるべき資質と意欲、余裕を持つ人材を見つけることは至難であると判断した。この判断で活動を停止、休眠しいずれ解散の道を選んだ。 これを機にDEFCの活動足かけ20年間をまとめておくことにした。記録は世話になった人たち、会員、協力や支援者へのお礼報告、及び将来このような活動をしてみようとする人たちへの実践資料である。 記録は簡潔で具体的にと、活動項目ごとに主な日誌と関連写真を掲載した。活動資金はすべて会員や支援者の寄金であった。年次の収入額を「図書館とサイサモン学校」の部の日誌に、主な支出はそれぞれの活動ごとに記載した。会計は現時点で黒字である。休眠後の仕事の一つはこの残金の適正処理である。 以下、活動を項目に分けて記録を記す。重複記載をあえてしている。閲覧諸氏が興味する部分だけを見て一通り分かるようにと考えたからである。
- 書名
- すばらしき高齢時代 我は不良老兵を宣言する
- 発行所
- 三九出版
- 規格
- A5版・260ページ・表紙はカラー版・本文は1色・並製本
- 定価
- 1,500円+消費税+ 送料180円
- 内容
- 広く言われておりますように、今や“人生百年の時代”を迎えたようです。しかしながらその三分の二にしかならない六十五歳になりま すと未だに「高齢者」と呼ばれます。そして社会的な扱いもいわゆる「現役」ではないという見方で行われているのが一般的と言えます。ところがどうでしょう>。七十、八十歳になってもそういった見方とはかけ離れた若々しい活動をなさっておられる方が多数を占めておられるというのが現実ではないでしょうか。 48人48色の高齢時代の素晴らしい生き方に感じ入り、果たして自分は?との思いに沈むことも多々ありました(編集後記より)
- 書名
- "忘れていませんか 東日本大震災"
- 発行所
- 有限会社 三九出版
- 規格
- A5版・304ページ・表紙はカラー版・本文は1色・並製本
- 定価
- 1,500円+消費税+ 送料180円
- 内容
- あの大震災から十年が過ぎた今,多くの人々はあの大災害,そして未だに帰宅 できず避難生活を送っておられる人々に対しての記憶や関心が薄れてきているの は事実です。一方,被災地の市や町では伝承館や震災遺構を設け,語り部さん達 の活動も促進して,その風化を防ぎ,将来起こり得る災害から多くの人々がその 身や財産を守るよう訴えて続けております。 私ども三九出版は,こうした活動の一助となり風化を少しでも防ぐことができ ればとの思いから,この度の新刊発行となりました。つきましては本書の概要を お知らせし,多くの方々に語り部さんたちの思いに触れていただき,また,直接 には被災されませんでしたが今も被災地に思いを寄せておられます方々の声に接 してくださいますよう,ご案内とご購読のお願いを申しあげる次第でございます。
- 内容構成
- (紺色は本文より抜粋したものです。)
♦語り部が綴る あのとき ここで
○釜石東中学校での被災体験(釜石市・元いのちをつなぐ未来館語り部・菊池のどか)
~揺れが続く中、ほとんどの生徒は校庭の一角に集合し、すぐに点呼を始めた。その時、一人の先生が「なに点呼をとっているんだ。早く走れ」と叫んだ。その言葉に改めて事の重大さを知り、海抜2mの学校から800m離れた海抜4mのございしょの里を目指して走りだした。~
□いのちをつなぐ未来館――教訓の伝承と、防災学習のために
○大震災を教訓に、あなたに助かってほしい(大船渡市・津波伝承館語り部・齊藤賢治)
~3時20分頃から徐々に海面が上がってきた。いよいよ来るかと思ってから間もなく、海水が陸に上がり始まった。周りの女性は悲鳴にも似た声を上げ「バイクが走っている、まだ歩いている」と叫んでいる。やがて津波は町を守っている防潮堤を越えた。越えただけではない。近所の家が流されて行く。~
□大船渡津波伝承館――未来へ伝え続けるのはあなたに助かってほしいから
○津波に追われながらの避難、そして避難所生活(陸前高田市・陸前高田被災地語り部・釘子明)
~赤黒い煙のようなものが~モクモクと湧いてきました。「おかしい」と思い、西側を見ますと、津波が川を越えて瓦礫と共に電柱を倒しながら、真っ黒い泥の壁となって、恐ろしいスピードで、私たちの方に、襲い掛かってきました!~私も~死に物狂いで坂を上がりました。逃げなければ、それは死を意味する~
□いわて TSUNAMI メモリアル――命を守り、海と大地と共に生きる
○我が震災の記憶、命の大切さ!(気仙沼市階上地区まちづくり協議会語り部部会・小野寺晟一郎)
~漁師さんのお宅がありました。ご主人は、ここは明治の津波は来ていないので浸水の経験がなく、安全と思い、自分は船が心配だから海に行って船で外洋に行くから皆はここで待つようにと家族に指示し、洋上へ向かいました。そして無事に帰ってみたら家族も家も流失されておりました。~ □気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館――津波被害の見える証として
○あの日から次の未来へ伝えたいこと(南三陸町・南三陸ホテル観洋・伊藤俊)
~発災後、目の前に広がった悲惨な光景と、昨日まで語らい共に笑った大切な人を突然失った辛さや悲しさ、これからどうしたらいいのかと、~こころは「絶望」していました。報道は、人と人が助け合う、支え合う姿ばかりを伝えますが、そんな姿だけではありませんでした。些細なことでいがみ合い~
□南三陸ホテル観洋・語り部バス――震災を風化させない災害伝承と未来へのメッセージ
□南三陸町震災遺構・高野会館――多くの命を救った屋上
○支えと繋がりが生きること(名取市・「閖上の記憶」語り部・佐々木清和)
~家族は自宅から約1㎞離れた所で見つかっています。地震後は落ちた屋根の瓦を片付けているのを近所の方が見ていますので約1㎞流されたことになります。娘はジャージを着ていましたが、妻は下着しか付けていませんでした。~
□津波復興祈念資料館 閖上の記憶――閖上中学校遺族会の活動と共に語り継ぐ
○震災を乗り越えて(山元町・やまもと語りべの会・井上剛)
~日が暮れ、寒い夜を屋上で過ごさなけれならない。食料や水を備蓄していない。~私は全員に向かって短い言葉で、現状と覚悟と希望について伝えることにした。「最大の危険は去りました。今夜はここに泊ります。食べ物はありません。水もありません。とても寒くなります。でも頑張ろう。暖かい朝日は必ず昇るから」~
□「やまもと語りべの会」の設立――被災の現状を把握し、語り継ぐ
□宮城県山元町「震災遺構中浜小学校」――震災を我が身のこととして考えてもらうために
○避難生活とその後(南相馬市・東日本大震災・原子力災害伝承館語り部・安部あきこ)
~いわば〝関連災害〟とでもいえるようなことが起こっている。その一つは隣近所の人や、親子、親戚、友達がバラバラになってしまったこと~。二つ目は、自分の家から何も持っていくことはできず、避難したところはプライベートな空間は全く無く~。もう一つは、無人となった地元のことです。~
□東日本大震災・原子力災害伝承館――複合災害の記録と教訓を伝え続ける
○東日本大震災に学ぶこと~福島の複合災害から~(富岡町・富岡町3.11を語る会代表・青木淑子)
~なぜ避難するのか?何が起こっているのか?わからなかった。「すぐに帰れると思っていたから大事なものは家においてきた。」着の身着のまま車に乗った町民は、この瞬間から、富岡町の場合は6年間、町に住むことはできなくなる。~この日から「避難者」と呼ばれる人々の写真なのだ。~ □NPO法人 富岡町3.11を語る会――地震・津波、そして原発事故を語り続ける
○自分の命は自分で守る(いわき市・いわき語り部の会会員・大谷慶一)
~私は一人で石段を登りながら、途中で振り返っています。妻はお婆さんの左腕を
、もう一人の女性は右腕 を握っていました。「婆っぱの手ー離せー」夢中で叫んでいました。その時、お婆さんと目が合いました。あの時の目の色。片時も頭から離れません。~
□いわき震災伝承みらい館――震災の記憶や教訓を後世まで伝えるために
♦ 私は忘れない
*被災地の語り部ではない方,および被災地以外の方,27名の方々の,東日本大震災に関して忘れられないことや,忘れてはいけないと思われていることを収録しています。
- 書名
- 病める日本 診断とその治療法
- 著者名
- 有限会社 三九出版
- 規格
- A6版・127ページ・並製本・カバーつき
- 定価
- 700円(税込)+ 送料
- 内容
- ■政治科
・強権政治からの脱皮、国民の選択肢を増やす中選挙区制の実現を!・佐藤静雄
・二流政治家と無関心国民・杉浦捷之
・民主主義に不可欠な説明責任と情報公開・武田喜治
■経済科
・"人間関係希薄症"は百害あって一利なし・中里義介
・日本の企業における経済社の課題~現状と将来予想される問題・藤原純行
・国の発展、経済人の奮起に期待する・浄法寺信
■教育科
・小学校をめぐる現状と課題・江島紘
・教員の仕事・柴田秀男
・"戦後学校教育批判"の一考察~戦後教員養成制度転換の意義・永島惇正
■文化科
・埋もれかねない歴史~伝えることの難しさ・岡本崇
・2020東京五輪を考える・佐伯年詩雄
・日本舞踊と理系学問分野の将来を危惧する・廣澤千秋
■医療科
・地域医療で悩むこと・浅倉禮治
・医師のなり手、薬価の決め手が二大疾患・佐藤辰夫
・私の名医はいずこに・鈴木良弘
■社会科
・「勝手知ったる他人の家」は不要か?・白井栄一
・この世は荒んでいる!これからの道・瀬古文男
・常を疑え~男女参画社会の問題~・吉岡昌昭
- 書名
- ことわざ体験エッセイ集 これぞ先人の知恵・教訓!
- 著者名
- 編著者・三九出版ほか54名
- 規格
- A5版
- 定価
- 700円(税込)+ 送料
- 内容
- ○数あることわざの中から、知恵・教訓を表すもの50に絞って選び出し、収録しました。 ○それぞれのことわざは、“体験エッセイ”、“意味・雑感”、“手書きするコーナー”で構成しました。 ⇒「見本」ページを用意しております。ご請求ください。 ○コラムとして「言葉の力」をテーマにした体験エッセイも掲載しました。 ○目次はクイズ式になっております。
- 書名
- 日本国憲法を読んだことがありますか?
- 著者名
- 憲法を読もう会
- 規格
- A5判・144ページ・1色刷り・並製本
- 定価
- 735円(税込)+ 送料
- 内容
- 憲法の各章の解説と「前文」および「全条文(用語の解説、条文から導かれた法律の紹介、参考文献の紹介つき)」 なお、news欄に概要説明が掲載されておりますので併せご確認ください。
- 書名
- 愛と支援に包まれて―腎不全の今を生きる
- 著者名
- 富田源太郎
- 規格
- B6判・96ページ・並製本・カバーつき
- 定価
- 800円(税込)+ 送料
- 内容
- 腎臓異変を告げられてから約40年、人工透析に入って16年以上の著者が、「自分のために与えられた病気と受け止めよう」との言葉、家族や友達、病院のスタッフの愛と支援を力にして生きるその生き様は、腎臓病のみならず様々な病気の患者の病気との向き合い方、周囲の人々のあり方を示唆している
- 書名
- 尾張の名君 徳川宗春 無念なり
- 著者名
- 富田 源太郎
- 規格
- B6判・220ページ・並製本・カバーつき
- 定価
- 1,300円(税込)+ 送料
- 内容
- 将軍吉宗の法による規制強化、倹約令を受け入れず、規制緩和、自由経済を実践した尾張藩主徳川宗春は、吉宗の方針に逆らうものとして藩主の座から引き摺り下ろされ、蟄居謹慎を命じられる。しかしながら、真の勝者ははたして吉宗なのか宗春なのかの判断を、大きなヒントを提示して読者にゆだねる