〈自由広場〉 ☆銀次郎の日記☆ 老人の妄想の一端
青江 由起夫（千葉市高品町）
１．激動の世界
ニュージーランド南島のクライストチャーチ市付近で２月22日（火）午後０時51分（日本時間同午前８時51分）に直下型地震。死者100人以上，行方不明200名以上（2/25・金 午前6時）。
リビアでは大規模な抗議デモで数百名の死者。カダフィー最高指導者（1942〜）の40年間の独裁政権側の発砲。(3/11金 午後2時46分 Ｍ9.0の東北太平洋大地震発生)
エジプトのムバラク大統領（1928〜）の独裁政権30年も先般辞任で崩壊。
死者に対してはご冥福を祈り，被害者や負傷者に対しては御見舞いを申し上げる。
原油の国際価格急騰で１バレル100ドル超。株価はニューヨーク市場も東京市場も急落４％超とか。昨日（2/24・木）の千葉のガソリンスタンドでは，灯油は１ℓ78円，レギュラーガソリン１ℓ123円と変動なし。（前者93円，後者149円 3/17・木）
日本の菅直人政権も本年度予算と関連法案の可決の不安。
名古屋の河村たかし市長の再選は圧勝。「減税日本の党」とか。
世界は常に激動，まさに諸行無常，流動浮動は停止・静止することは一瞬もない。
しかし，老人一人が心配したり，立腹してみても何一つ変わりはしない。
花の咲く丘の梅の木ウグイスの
来るかと待てど群来るメジロ 由起夫
自然の変化を眺めて，梅の花の美しさやその香りの芳香に酔い，目白や四十柄という訪問客を歓迎することを喜びとして感謝して甘受。
俗世界のことがらは，若い人々に信頼しておまかせすることにしたい。
２．無力な老人の愚痴
上の前歯の正面左二番の歯が折れて，すでに４ヶ月。下の歯は左右とも奥から４〜５本ずつはすでになし。
しかし、移住して２年８ヶ月の千葉市では信頼できる歯科医院もなし。不安・心配。
「おしゃれは自分のためにするのではなく，半分以上は，自分に接する人たちの眼に，気持ちよく映るように，と思ってするのだから。」（宇野千代・小説家 1897〜1996/保坂隆『老いを愉しむ言葉』162頁参照）という名言を想い出す。特に前歯の治療は自分自身のためと共に周囲の他人に不快感を与えないための老人のおしゃれの一つ，と考えてみる。
１本35万円のインプラント治療はどうするか。今回は断念。
ご近所の農家の87歳の老人藤城善三さんに相談して，紹介された歯科医院小佐田歯科へ。55歳。30歳から開業ひとすじに25年。75歳までとすると45年間，毎日他人の口腔内の虫歯治療。根気，勤勉の大変なことなどを想像して感謝の心を強くする。
30〜40年も独裁者の地位を守り通すこと。これも大変な忍耐力，勤勉性を要する職務。田舎の大学長13年間（１期３年３期と１期４年１期）でも２期目からは若干飽きてマンネリ化を自戒するのに苦労したことを想い出す。
貧困不遇に耐えることも10年は長い。中流，中庸が何より無難らしい。
「栄華ある者は必ず憔悴(しょうすい)あり，華飾ある者は必ず弊衣(へいい)あり」（栄える者も必ず衰える，美服で着飾った者も必ず粗末な衣服の時が来る――同旨淮南子）。「功遂げ身退くは，天の道なり」（事を成就して名を得たら，潔く引退すること――老子）。
右のような格言を座右の銘(めい)としていれば，ムバラクさんもカダフィーさんも，かのフセインさんも，惜しまれ称賛されて引退の花道を飾ることも可能だったことであろうに，とついつい考える。老人の悪い癖。
平均寿命を切り上げて約80歳。幸運にもここまで生きるとして，残り８年と１ヶ月。
上下総入れ歯としても，せいぜい８年と１ヶ月の辛抱。喜んで入れ歯の利用を実験して楽しむ。と考えてみる。
地位名誉，財産も，長寿も，望んでも無理と諦めてみる。心身の健康も神様まかせとしてみる。
「備えあっても憂(うれ)いあり，一文無しになったら野垂れ死にを覚悟する。」（曽野綾子『老いの才覚』104頁）。生活保護の道もある。「いよいよ困窮した時は自殺も覚悟」と考えてみる。と恐いもの無しの心境となるのでしょうか。
支持率アップを狙って借金してでもバラマキ政治の競争もする。政治家の責任もあるが，投票した側にも責任あり。まさに衆愚政治の典型の時代とまず自己反省をする老人。 （H.23-2011-2/25 金 午前8時50分）
――大震災の被災地の方々に心から御見舞申し上げます。 (3/17 木)
青江 由起夫（千葉市高品町）
１．激動の世界
ニュージーランド南島のクライストチャーチ市付近で２月22日（火）午後０時51分（日本時間同午前８時51分）に直下型地震。死者100人以上，行方不明200名以上（2/25・金 午前6時）。
リビアでは大規模な抗議デモで数百名の死者。カダフィー最高指導者（1942〜）の40年間の独裁政権側の発砲。(3/11金 午後2時46分 Ｍ9.0の東北太平洋大地震発生)
エジプトのムバラク大統領（1928〜）の独裁政権30年も先般辞任で崩壊。
死者に対してはご冥福を祈り，被害者や負傷者に対しては御見舞いを申し上げる。
原油の国際価格急騰で１バレル100ドル超。株価はニューヨーク市場も東京市場も急落４％超とか。昨日（2/24・木）の千葉のガソリンスタンドでは，灯油は１ℓ78円，レギュラーガソリン１ℓ123円と変動なし。（前者93円，後者149円 3/17・木）
日本の菅直人政権も本年度予算と関連法案の可決の不安。
名古屋の河村たかし市長の再選は圧勝。「減税日本の党」とか。
世界は常に激動，まさに諸行無常，流動浮動は停止・静止することは一瞬もない。
しかし，老人一人が心配したり，立腹してみても何一つ変わりはしない。
花の咲く丘の梅の木ウグイスの
来るかと待てど群来るメジロ 由起夫
自然の変化を眺めて，梅の花の美しさやその香りの芳香に酔い，目白や四十柄という訪問客を歓迎することを喜びとして感謝して甘受。
俗世界のことがらは，若い人々に信頼しておまかせすることにしたい。
２．無力な老人の愚痴
上の前歯の正面左二番の歯が折れて，すでに４ヶ月。下の歯は左右とも奥から４〜５本ずつはすでになし。
しかし、移住して２年８ヶ月の千葉市では信頼できる歯科医院もなし。不安・心配。
「おしゃれは自分のためにするのではなく，半分以上は，自分に接する人たちの眼に，気持ちよく映るように，と思ってするのだから。」（宇野千代・小説家 1897〜1996/保坂隆『老いを愉しむ言葉』162頁参照）という名言を想い出す。特に前歯の治療は自分自身のためと共に周囲の他人に不快感を与えないための老人のおしゃれの一つ，と考えてみる。
１本35万円のインプラント治療はどうするか。今回は断念。
ご近所の農家の87歳の老人藤城善三さんに相談して，紹介された歯科医院小佐田歯科へ。55歳。30歳から開業ひとすじに25年。75歳までとすると45年間，毎日他人の口腔内の虫歯治療。根気，勤勉の大変なことなどを想像して感謝の心を強くする。
30〜40年も独裁者の地位を守り通すこと。これも大変な忍耐力，勤勉性を要する職務。田舎の大学長13年間（１期３年３期と１期４年１期）でも２期目からは若干飽きてマンネリ化を自戒するのに苦労したことを想い出す。
貧困不遇に耐えることも10年は長い。中流，中庸が何より無難らしい。
「栄華ある者は必ず憔悴(しょうすい)あり，華飾ある者は必ず弊衣(へいい)あり」（栄える者も必ず衰える，美服で着飾った者も必ず粗末な衣服の時が来る――同旨淮南子）。「功遂げ身退くは，天の道なり」（事を成就して名を得たら，潔く引退すること――老子）。
右のような格言を座右の銘(めい)としていれば，ムバラクさんもカダフィーさんも，かのフセインさんも，惜しまれ称賛されて引退の花道を飾ることも可能だったことであろうに，とついつい考える。老人の悪い癖。
平均寿命を切り上げて約80歳。幸運にもここまで生きるとして，残り８年と１ヶ月。
上下総入れ歯としても，せいぜい８年と１ヶ月の辛抱。喜んで入れ歯の利用を実験して楽しむ。と考えてみる。
地位名誉，財産も，長寿も，望んでも無理と諦めてみる。心身の健康も神様まかせとしてみる。
「備えあっても憂(うれ)いあり，一文無しになったら野垂れ死にを覚悟する。」（曽野綾子『老いの才覚』104頁）。生活保護の道もある。「いよいよ困窮した時は自殺も覚悟」と考えてみる。と恐いもの無しの心境となるのでしょうか。
支持率アップを狙って借金してでもバラマキ政治の競争もする。政治家の責任もあるが，投票した側にも責任あり。まさに衆愚政治の典型の時代とまず自己反省をする老人。 （H.23-2011-2/25 金 午前8時50分）
――大震災の被災地の方々に心から御見舞申し上げます。 (3/17 木)
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