100人の絆で奏でる音楽の楽しみ
田中 之雄(神奈川県相模原市)
毎年,年末12月30日に20歳代から30歳代の100名の若者が全国各地から,また,或る者は海外から京都の山奥にある「青年の家」に集まります。年明け1月4日に開催される,「吹奏楽団Festa」(Webページhttp://www.appiafesta.com/festa.htm) という楽団の演奏会に向けた合宿のためです。この6日間は昼も夜も音楽漬けの毎日です。この光景は2010年12月で10回を迎えました。
「100名の奏者が指揮者に導かれて同時に息を吸い,同じ瞬間に楽器に息を吹き込み,音を発する。各奏者が周りの100名の奏者の息づかいや流れるメロディーを感じながら奏で,そして,その音が合奏体として交じり合い音楽になり,1000名を超えるホールの観客とその音楽を共有する」この楽団は,1年間に前述の6日間しか活動できません。しかし限られた時間であっても「吹奏楽で奏でられる音楽の可能性を極限まで追求する」ために,100名の作り手がその場で作品を作り上げ,1000名を超える受け手と共有する,この瞬間,瞬間を本当に大切に共有しながら音楽を表現します。
この楽団は,2000年5月に東京で行われた全日本大学バンドフェア(全国の各大学の吹奏楽部からの代表で編成した楽団で,1週間の合宿を経て演奏会を開催)に参加したメンバーが,再び同じメンバーで演奏したいと2001年12月に誕生しました。最初は再会演奏会のつもりでしたが,回を重ねるごとに,1年に1度しか演奏できないメンバーの絆を大切にし,普段は異なる音楽性を持った楽団で演奏しているメンバーが互いに音楽性を発揮し合うことによってこの楽団にしかない音楽性が生まれました。それに深い魅力を感じながら10回を重ねるに至りましたが,今ではメンバー同士,離れていても連絡を取り合い,切磋琢磨し合い,その音楽性を高めていっております。
第10回演奏会は2011年1月4日に「兵庫県立芸術文化センター」にて,1800名ものお客様にお越しいただき,盛大に開催されましたが,メンバーはさらにこの楽団とその音楽性に魅力を感じ次回の演奏を楽しみにして各地に帰って行きました。
田中 之雄(神奈川県相模原市)
毎年,年末12月30日に20歳代から30歳代の100名の若者が全国各地から,また,或る者は海外から京都の山奥にある「青年の家」に集まります。年明け1月4日に開催される,「吹奏楽団Festa」(Webページhttp://www.appiafesta.com/festa.htm) という楽団の演奏会に向けた合宿のためです。この6日間は昼も夜も音楽漬けの毎日です。この光景は2010年12月で10回を迎えました。
「100名の奏者が指揮者に導かれて同時に息を吸い,同じ瞬間に楽器に息を吹き込み,音を発する。各奏者が周りの100名の奏者の息づかいや流れるメロディーを感じながら奏で,そして,その音が合奏体として交じり合い音楽になり,1000名を超えるホールの観客とその音楽を共有する」この楽団は,1年間に前述の6日間しか活動できません。しかし限られた時間であっても「吹奏楽で奏でられる音楽の可能性を極限まで追求する」ために,100名の作り手がその場で作品を作り上げ,1000名を超える受け手と共有する,この瞬間,瞬間を本当に大切に共有しながら音楽を表現します。
この楽団は,2000年5月に東京で行われた全日本大学バンドフェア(全国の各大学の吹奏楽部からの代表で編成した楽団で,1週間の合宿を経て演奏会を開催)に参加したメンバーが,再び同じメンバーで演奏したいと2001年12月に誕生しました。最初は再会演奏会のつもりでしたが,回を重ねるごとに,1年に1度しか演奏できないメンバーの絆を大切にし,普段は異なる音楽性を持った楽団で演奏しているメンバーが互いに音楽性を発揮し合うことによってこの楽団にしかない音楽性が生まれました。それに深い魅力を感じながら10回を重ねるに至りましたが,今ではメンバー同士,離れていても連絡を取り合い,切磋琢磨し合い,その音楽性を高めていっております。
第10回演奏会は2011年1月4日に「兵庫県立芸術文化センター」にて,1800名ものお客様にお越しいただき,盛大に開催されましたが,メンバーはさらにこの楽団とその音楽性に魅力を感じ次回の演奏を楽しみにして各地に帰って行きました。
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