自由広場
ど こ へ 行 く
伊藤 研二(愛知県名古屋市)
R2年12月6日20時28分,はやぶさ2のカプセルが6年間飛行の後オーストラリアの砂漠に着陸した。本体は100億キロ先の小惑星へ11年掛けて向かう。何十年も掛けて宇宙を旅する時代になった。持ち帰った岩石から地球誕生の秘密が分かるかも知れない。
昔の人は空を飛ぶことさえ考えていなかったと思う。江戸時代にはまだ空を飛ぶことなど考えられない。陸と海の冒険時代が続く。
明治の終わりになり,やっとライト兄弟により飛行機が発明され空を飛べるようになった。クロマニオン人が誕生してから3万年を要している。ここからの空飛ぶ技術の発展は目覚ましい。プロペラからジェットエンジン,ロケット,人工衛星まであっという間。地球が誕生してから46億年を考えると短い時間である。
昭和32年高校2年の時友人の家に10人ぐらい集まって運動会の準備をしていたら臨時ニュースが入った。ソ連による初めての人工衛星スプートニク1号が打ち上げられた。57日間飛行して大気圏へ突入し消滅した。この頃はアメリカとソ連が熾烈な競争をしておりアメリカの方が先だろうと思っていたので驚いた。
昭和も半ばになると月にウサギが住み,火星人がいるということを信じる人はいなくなった。望遠鏡の進歩もあって月や火星には水や空気もなく生物は住めないことを大方の人が知った。
昭和44年,アポロの月面着陸。宇宙服を着たアームストロング船長が月面をピョン,ピョンと飛び跳ねるように歩く姿がテレビで中継された。「一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては大きな飛躍である。」人類が初めて地球以外の天体に降り立った。これは世界の人々に感銘を与えた。彼は1930・8・5生まれで82歳まで生きた。
しかしアポロの月着陸から50年余り人が月に降りることがない。どうしてだろう? 一時期地球は唯一の生きている星であると思われた。しかし最近望遠鏡の発達や衛星からの観測によって太陽以外の恒星にも惑星を持つものが沢山あることが分かってきた。ハビタブル惑星も見つかっている。ハビタブルゾーンとは生命存在可能域のこと。太陽系で言えば地球のみがハビタブルゾーンにある。水星,金星は灼熱で,火星,木星は寒すぎる。太陽系の惑星には知的生命は存在しないようだけれど他の恒星にはハビタルゾーンにある惑星が多く存在することが分かってきた。
現在民間を含め各国で火星探査,移住計画があるそうだ。火星まで8000万㎞,宇宙船で半年。月まで38万㎞,宇宙船で半日。比較すれば月の方が行き易い。しかし火星の方が薄い大気があり,地下に水がありそう。重力も地球の3分の1あるので月より生活環境が地球に近い。NASAの有人火星探査計画では2033年までに宇宙 飛行士を送る。オランダの民間組織マーズワンでは,2031年に4人送り次の年にも4人,最終的に100人を送る。日本人女性の名前もあるようだ。これは火星に永住する計画。少し怪しいが面白い。日本のJAXAは火星の衛星フォボス,ダイモスの探査を計画する。いずれにしても火星に人が移住し子供も生まれて火星人が誕生するであろう。しかし太陽にも寿命がありやがて火星にも人は住めなくなる。
太陽の寿命はあと50億年。半径7500万㎞。地球の100倍。太陽を東京ドームとすれば地球は1mのボールぐらい。太陽は少しずつ大きくなり23億年後には地球に住めなくなるという。他の星へ移住しなければならない。
地球に最も近い恒星プロキシマケンタウリ。地球から4.2光年。太陽の直径の7分の1,重量は8分の1の大きさ。この星のハビタルゾーンにプロキシマbと呼ばれる惑星がある。半径10万㎞。地球の1.3倍。大気があり水があると想定される。行くには現在の技術では地球から3万年掛かるが,スティーブン・ホーキンス博士の説によると約20年で到達することができる。光速の5分の1で飛ぶ小型探査機ナノクラフトを開発する。ナノクラフトはプロキシマbへ約20年で行くことができるという。これなら行って帰ることができそうである。博士は宇宙人と接触するのは危険と言っている。しかし宇宙人はすでに地球を見つけ観察しているかもしれない。それどころか地球に生命をもたらせたかもしれない。
学説では宇宙には果てがある。でも果ての向こうはどうなっている?
宇宙の果てを確かめるには瞬間移動の術が良い。これを科学にする。地球が消滅するまでに何10億年も時間がある。できるでしょう。 ――ステイホームの泡沫でした。
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伊藤 研二(愛知県名古屋市)
R2年12月6日20時28分,はやぶさ2のカプセルが6年間飛行の後オーストラリアの砂漠に着陸した。本体は100億キロ先の小惑星へ11年掛けて向かう。何十年も掛けて宇宙を旅する時代になった。持ち帰った岩石から地球誕生の秘密が分かるかも知れない。
昔の人は空を飛ぶことさえ考えていなかったと思う。江戸時代にはまだ空を飛ぶことなど考えられない。陸と海の冒険時代が続く。
明治の終わりになり,やっとライト兄弟により飛行機が発明され空を飛べるようになった。クロマニオン人が誕生してから3万年を要している。ここからの空飛ぶ技術の発展は目覚ましい。プロペラからジェットエンジン,ロケット,人工衛星まであっという間。地球が誕生してから46億年を考えると短い時間である。
昭和32年高校2年の時友人の家に10人ぐらい集まって運動会の準備をしていたら臨時ニュースが入った。ソ連による初めての人工衛星スプートニク1号が打ち上げられた。57日間飛行して大気圏へ突入し消滅した。この頃はアメリカとソ連が熾烈な競争をしておりアメリカの方が先だろうと思っていたので驚いた。
昭和も半ばになると月にウサギが住み,火星人がいるということを信じる人はいなくなった。望遠鏡の進歩もあって月や火星には水や空気もなく生物は住めないことを大方の人が知った。
昭和44年,アポロの月面着陸。宇宙服を着たアームストロング船長が月面をピョン,ピョンと飛び跳ねるように歩く姿がテレビで中継された。「一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては大きな飛躍である。」人類が初めて地球以外の天体に降り立った。これは世界の人々に感銘を与えた。彼は1930・8・5生まれで82歳まで生きた。
しかしアポロの月着陸から50年余り人が月に降りることがない。どうしてだろう? 一時期地球は唯一の生きている星であると思われた。しかし最近望遠鏡の発達や衛星からの観測によって太陽以外の恒星にも惑星を持つものが沢山あることが分かってきた。ハビタブル惑星も見つかっている。ハビタブルゾーンとは生命存在可能域のこと。太陽系で言えば地球のみがハビタブルゾーンにある。水星,金星は灼熱で,火星,木星は寒すぎる。太陽系の惑星には知的生命は存在しないようだけれど他の恒星にはハビタルゾーンにある惑星が多く存在することが分かってきた。
現在民間を含め各国で火星探査,移住計画があるそうだ。火星まで8000万㎞,宇宙船で半年。月まで38万㎞,宇宙船で半日。比較すれば月の方が行き易い。しかし火星の方が薄い大気があり,地下に水がありそう。重力も地球の3分の1あるので月より生活環境が地球に近い。NASAの有人火星探査計画では2033年までに宇宙 飛行士を送る。オランダの民間組織マーズワンでは,2031年に4人送り次の年にも4人,最終的に100人を送る。日本人女性の名前もあるようだ。これは火星に永住する計画。少し怪しいが面白い。日本のJAXAは火星の衛星フォボス,ダイモスの探査を計画する。いずれにしても火星に人が移住し子供も生まれて火星人が誕生するであろう。しかし太陽にも寿命がありやがて火星にも人は住めなくなる。
太陽の寿命はあと50億年。半径7500万㎞。地球の100倍。太陽を東京ドームとすれば地球は1mのボールぐらい。太陽は少しずつ大きくなり23億年後には地球に住めなくなるという。他の星へ移住しなければならない。
地球に最も近い恒星プロキシマケンタウリ。地球から4.2光年。太陽の直径の7分の1,重量は8分の1の大きさ。この星のハビタルゾーンにプロキシマbと呼ばれる惑星がある。半径10万㎞。地球の1.3倍。大気があり水があると想定される。行くには現在の技術では地球から3万年掛かるが,スティーブン・ホーキンス博士の説によると約20年で到達することができる。光速の5分の1で飛ぶ小型探査機ナノクラフトを開発する。ナノクラフトはプロキシマbへ約20年で行くことができるという。これなら行って帰ることができそうである。博士は宇宙人と接触するのは危険と言っている。しかし宇宙人はすでに地球を見つけ観察しているかもしれない。それどころか地球に生命をもたらせたかもしれない。
学説では宇宙には果てがある。でも果ての向こうはどうなっている?
宇宙の果てを確かめるには瞬間移動の術が良い。これを科学にする。地球が消滅するまでに何10億年も時間がある。できるでしょう。 ――ステイホームの泡沫でした。
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